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IT・電子関係・家電

IT・電子 光通信・フェルール

フェルールとは、光通信システムにおける光ファイバー突合せ接続に使用される光コネクタを指します。スリーブ内で円筒状のフェルール同士が対向接続するためにはミクロン単位の精度が必要とされます。当社のワイヤは独自開発の高精度加工技術で、より真円に近い公差±0.1µⅿ以内・偏径差±0.2µⅿを実現しました。さらに、純度の高い素材を使用することで高張力・高強度・高弾性に仕上げております。

フェルール製造工程でのワイヤ用途

(1) ジルコニアフェルール

エッチング加工

フェルールの内径加工の為のテーパーワイヤを作る工程で超精度(±0.1μm公差)のピアノ線が使用されます。エッチングとはピアノ線を腐食させテーパーを作る工程です。

内径加工

光ファイバー径に合うようにフェルールの内径を研磨します。まずメタル固定器でパイプに固定したフェルールを機械にセットします。パイプを高速で回転させてエッチングワイヤと研磨粉でフェルールの内径を加工します 。

(2) メタルフェルール

電鋳製法(光ファイバと同じ径の芯線に、電気分解による電着を利用して金属を成長させた後、芯線を除去する製法)では、中心穴加工がなく、高い穴径精度・真円度を得ることができます。また、この製法では、多芯化は芯線数を増やすことにより、細径化は電鋳時間制御により可能となります。この芯線にSUS304の硬質線が使用されます。ジルコニアフェルールと同様に精度の高いサイズが求められ尚且つ電鋳後に抜ける表面平滑性が求められます。

SPEC
ステンレス鋼線・ピアノ線等 0.020mm〜 0.200mm

IT・電子 コンタクト・プローブ

一般的にはプランジャー・バレル・ばねによって構成され、プリント基板や半導体部品の導通検査に用いられます。
近年、あらゆる電子機器の小型軽量化による電子部品の高密度・高集積化に伴い、電極の狭ピッチに対応した極小プローブの需要が高まっております。当社の高精度極細線は極小ばねに最適です。

SPEC
ステンレス鋼線・ピアノ線等 0.020mm〜 0.200mm